30年以上なので、その間の顧問先は、先端技術のベンチャー、総合エネルギー企業、IR、ディベロッパー、ブランドメーカー、商社から寺院等の公益法人、さらには行政庁と多種多様です。
それらの経験の中で交渉の重要性を強く実感するようになり、「考渉人」(こうしょうびと)として法交渉心理学の研究をライフワークとするようになりました。
顧問弁護士の役割と使命については、弁護士によって異なります。
正解はありませんが、渡邉弁護士は次のように考え、30年以上もの間実践してきました。
すなわち、顧問先と弁護士は運命共同体であり、最初から最期まで強い絆で結ばれている。
ビジネスライクの弁護士が全盛の現代では古風な考えです。
だから、顧問先が逆境にあるときは弁護士も共に苦労して逆境を乗り切る、顧問先のためになればあえて憎まれ役を買う、凶暴な外敵に対しては顧問先と共闘を組んで戦う…ビジネスライクで考えたら全く釣り合いません。
それでも、顧問先の最初から最期まで強い絆で結ばれていると信じるからひたすら顧問先のために行動するのです。
たとえば、有名な並行輸入会社の顧問弁護士として、海外ドラフト、知財訴訟、商標管理をしたときは、大量の商品の一部に商標権侵害が発覚し、刑事事件化し、捜索や差押の警察捜査の対象になることがありました。このときは、現地で警察権力とやり合いました。地上げ業者、荒れる総会の場合には、バリケード壊しやバリケード対応をしたこともあります。
全て、現地での攻防の人頭指揮を取るのが渡邉弁護士の考える顧問弁護士なのです。
ありきたりの企業や組織の法務のノウハウや技術論ではなく、このような顧問弁護士としての実体験を通して、法交渉心理学の観点から、企業や組織のノウハウや技術論の紹介に取り組んでみたいと思います。
もちろん、読み物として楽しめるという連載企画の趣旨は大切にします。
「事実は小説よりも奇なり」をお楽しみください。
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